大極殿上壁 四神之図試作

上村 淳之 画伯 (平成22年 77歳)個人蔵






 今年、平城遷都1300年を迎える奈良では、イベントの主要舞台として平城宮跡に大極殿正殿を復元した。
東西約53メートル、南北約29メートル。
基壇を含めた高さは29メートルにも及び、屋根には10万枚の瓦を設置。
直径約70センチの朱色の柱が44本立つ内部壁画には、上村淳之が制作した「四神」が生き生きとした魅力
を放っている。
四神とは「玄武(北)」 「朱雀(南)」 青龍(東)」 「白虎(西)」で天の四方をつかさどる霊獣である。
「穏やかな山川草木に囲まれた日本では、大陸伝来の四神を、むしろ身の回りにいる獣や鳥になぞらえたほ
うが自然」と語り、現実的な造形に即した四神を創出したという淳之。
「平成の日本人の感覚で作った。全く私の想像の四神」との言葉通り、今にも動きだしそうな四神の姿は、後
世の人々に平成の有り様を伝えてくれることであろう。



皆様にご紹介をさせて頂きます。




金融機関の展示ホールにて 奈良中央信用金庫での展示は、6/20〜7/16迄
「玄武(北)」 「朱雀(南)」
青龍(東)」 「白虎(西)」
南都銀行 本店への展示は、6/18で終了致しました。 南都銀行 本店への展示は、6/18で終了致しました。






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